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甜覧会のぴぇ/モデスト・ぴゃトローヴィチ・ムソルグスキー
甜覧会のぴぇ/モデスト・ぴゃトローヴィチ・ムソルグスキー
あるバロック派美術家の個人展覧会には、白い壁面の一角も占めない小さな額に飾られた肖像画がある。 "小糸,と名付けられた此の絵の目前には絵画を鑑賞する為の長椅子が置かれている。 その席に座り、樋口円香は瞑想していた。始め、絵を観るとも 休むともせず、何気なくを装って席についた樋口は自然と仰向いて、その内に絵を眺めるようになった。 ピアノと一緒に絵に収められた少女は、一体 何を演奏しているのだろう。絵の中の少女にはペナルティキッスを彷彿とさせる、天真の発現があった。眺めていると、段々、輪郭を失うような焦点の瞬きがあって、樋口はふと 我に返ったように卒然、立ち上がり、また同じ席についた。"ベラスケスに似せた という観客の話し声が樋口の頭を後ろからすり抜けた。黒い絵の中に一点 光り輝く少女の顔がぼうっと樋口の目の前に浮かび出た。油絵で描かれた よく力の抜けた少女の指が中央よりも高い音の鍵盤に触れ、大きく広げられたもう一方の手が、追いかけて、それより低い音の鍵盤を選び取る。絵の中で囁く、少女のとがった唇から漏れる歌声で、樋口の耳と脳を繋ぐ神経がいっぱいになった。そのとき、樋口の体は突然 しあわせ~な妄想から引きずり出された。 樋口の何もかもを虜にした、樋口にだけ聴こえていると思った少女の歌声は警報機のブザーの音だったのだ。樋口自身、目が開いているとも、閉じているとも判らない感じであったが、まさか 絵の中の小糸という少女の唇にペナルティキッスをしていたなんて! 樋口は、自分の体を少女の絵から引き離す為に掴んだ警備員の力の引くままにして、乾いた油の付いた唇を舐めた。
動画ID:sm40045049
再生時間:1:28
再生回数:再生回数: 回
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最新のコメント:いいね ELPのジャケじゃん プロムナードすき 投コメ何かのコピペか ぴゃ楽器をもっと調律 ピアノ原典版に聞こえ 小糸ちゃん出るとうっ こわい かわいい音
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