ラヴェル：ボレロ（トスカニーニ指揮NBC響　1939年実況録音） - 笑える動画、感動する動画、話題の動画をご紹介します。

Youtubeからの転載です（https://www.youtube.com/watch?v=HiYIiPWZ6cQ）。1939年1月21日、トスカニーニはNBC交響楽団を指揮して、ラヴェルのボレロを演奏しました。これはラジオ放送のための演奏で、この動画はその実況録音になります。トスカニーニがパリでラヴェルの前でボレロを演奏した際には、ラヴェルが想定したテンポの2倍の速さで演奏しており、観客は絶賛したもののラヴェルは気分を害してコンサート後にトスカニーニとの間で口論になったという有名な話がありますが、この動画での演奏時間はほぼ14分で、ラヴェル自身の指揮による演奏録音が15分強なのに対して約1分短く、確かに比較的早いテンポで演奏していることがわかります。また、トスカニーニの演奏は曲全体を通じてイン・テンポではなく、後半の要所（とトスカニーニが考える箇所）ではリタルダンドをかけているのが興味深いです。一方で、米国内の他有名オーケストラからの引き抜きで優れた管楽器奏者をそろえていると噂されたNBC交響楽団には珍しく、管楽器の演奏でミスが目立つのは残念ですが、それでも曲全体としては優れた演奏であることに疑いはなく、トスカニーニがラヴェルの苦言に対して「あなたはご自分の音楽がおわかりでない。このように演奏しなければ、音楽になりません」と啖呵を切っただけのことはある、という感じです。アルトゥーロ・トスカニーニ指揮NBC交響楽団
動画ID：sm43856432
再生時間：14:13
再生回数：再生回数: 回
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タグ：クラシック,ラヴェル,ボレロ