大学講師の哲学講座　現代の「時間の哲学」(2)

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引き続き現代の分析哲学の時間論、とりわけ「現在主義 presentism」と相対性理論は矛盾するのか、という論点を見ていきます。一般には確かに、矛盾すると見られがちで、それこそ現在主義の弱点として一番指摘される点です。しかし、Miller の総説論文でもさらっと当然と見なされている「現在瞬間 present moment」の「瞬間 moment」を疑問視すると、実はその限りではないのでは……と気づきます。相変わらず哲学者側がせっかくの面白くなりそうだった点に踏み込めていないと煙に巻いてるとか批判していますが、それだけ専門家でも意外と触れていないポイントを話しているということです。【動画中で参照した文献】森田邦久（編）『〈現在〉という謎』勁草書房、2019.Kristie Miller, "Presentism, Eternalism and the Growing Block" in: A Companion to the Philosophy of Time, edited by Heather Dyke and Adrian Bardon, Chichester: Wiley Blackwell, 2013, pp. 354-364. (https://philarchive.org/rec/MILTGB-2)佐金武「伊佐敷隆弘『時間様相の形而上学』を読んで」『科学哲学』44-1、2011.
動画ID：sm45095175
再生時間：65:06
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タグ：哲学,時間,物理学