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大学講師の哲学講座 現代の「時間の哲学」(3)
大学講師の哲学講座 現代の「時間の哲学」(3)
前回までで、「現在」というものを厚みゼロの瞬間、四次元時空の断面として考えるのでなければ、客観的な「現在」の実在は必ずしも特殊相対性理論とは矛盾しないことを見てきました。にもかかわらず、「現在や“時間の流れ”の実在性を唱えることは相対性理論に矛盾する、よって物理学は永久主義的な見方を支持する」と思われがちなのはなぜか――今回はこの問題に答えるため、そうした(物理学は永久主義的な見方を支持するという)見解の原点にあると思われるヒラリー・パトナム(Hilary Putnam, 1926-2016)の論文「時間と物理幾何学」を読むことにしました。今回は物理学の専門家も来てコメントをいただけましたが、そんな中、わかる人にはナンセンスとすぐわかる議論を読むだけでほぼ1回というのは、いささか物足りなかったかもしれません。でも、このパトナムの議論は(結論からすればパトナムに反論する側にさえ)影響力を持っており、「ではこの議論のどこがおかしいのか」というのは、それほど明確に認識されていません。ですから、元のパトナムの議論を少し丁寧に見ておくことにしました。次回はパトナムへの批判をきちんとする予定です。【動画中で主として参照した文献】Hilary Putnam, "Time and Physical Geometry," in: The Journal of Physical Geometry, vol. 64, No. 8, (April 27, 1967), pp. 240-247.谷村省吾「一物理学者とのチャット」(2020年9月30日、戸田山和久との対談時のオンラインチャットへの応答)(https://nagoya.repo.nii.ac.jp/records/30993)
動画ID:sm45098010
再生時間:72:54
再生回数:再生回数: 回
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タグ:哲学,時間,物理学