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大学講師の哲学講座 本当は恐ろしい「反哲学」(3) ニーチェの「神は死んだ」と日本のニーチェ人気
大学講師の哲学講座 本当は恐ろしい「反哲学」(3) ニーチェの「神は死んだ」と日本のニーチェ人気
前回の最後にYouTube側でニーチェの「神は死んだ God ist todt」という言葉についてご質問があったので、今回はその話から。この言葉はまずもって「キリスト教の神がもう信じられなくなった」という意味で、それがおそらく日本でのニーチェ人気にも繋がっています。つまり、ほとんどの日本人にとってもともと疎遠なものである「キリスト教の神」が死んでくれた、これで日本人にもわかりやすくなった――というわけです。しかし、ニーチェは一方で「神の影」との戦いが続くとか、神が死んでしまったことは重大事だという書き方もしています。ここで問題の「神」とはどういう神であり、「神の死」とはどれほどの帰結を伴うものとされているのか、「神のような変なものがなくなってわかりやすくなった」で済む話なのか――だいたいそんな話をしています。で、シリーズタイトルにある「反哲学」は(メルロ=ポンティに由来するらしいものの)日本ではもっぱら木田元の用いた用語ですが、この木田元『反哲学入門』も上記のような、「従来の哲学は神のような超自然的原理を立てるものだったが、ニーチェ以降の哲学はそうした超自然的原理を否定する“反哲学”であり、そのほうが日本人にはわかりやすい」というスタンスを取っています。しかし、これは哲学史理解として妥当なのか……?という話を次回からしていく予定です。
動画ID:sm45324162
再生時間:71:42
再生回数:再生回数: 回
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タグ:哲学,哲学史,ニーチェ